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Adventure

ばんくしの日常とか気になった事とかを書く。世界の全てが欲しい物リスト goo.gl/nAnlxg 高専から大学院、エンジニアとして就職。経歴とかブログとか作品とか大体Webサイトに書いてあるからそっちでよしなに。 vaaaaanquish.jp

高専から大学編入を応援する

こんにちは@vaaaaanquishです。

今回は、高専を卒業し大学へ編入する話です。一般的な高専生とは少しずれた体験談を含みつつ、高専生へのすすめとして書いていきたいと思います。「編入なんて考えていない」「まだ低学年だし」という方も適当に見てみてください。

 

//-----むかしむかしあるところに-----

とりあえず、少し昔話をします。自分の話です。

自分は実は高専4年生の時は大学への編入など一切考えていませんでした。高専は「単位をそこそこ取って卒業すれば就職が待っている」ぐらいの世界ですからね(極論)。

しかし、5年生の時卒業研究というものが始まりまして、これが実に楽しかった。自分にとって、遺伝的アルゴリズムニューラルネットという人工知能の1分野に触れ、同期と討論し、先生と夜中まで話し合うその環境は、本当に意欲と活気に溢れていると感じました。自分はそのまま研究活動にのめり込み、いつしか「もっと勉強したい」「研究職に付けたらいいな」と思うようになっていました。そこで自分は大学、大学院への編入を決めました。

大学に編入するには編入試験を受ける必要があります。いざ勉強してみると、高専4年間で学習した事の総復習です。例えば、情報工学でもアルゴリズム概論のようなものだけでなく、電気回路や電磁気、物理、数学、英語の試験があります。先程も言いましたが、4年生まで編入等一切考えておらず、所謂クズ高専生として歩んできた私にとっては、とても辛い課題でした。毎日のように教員の部屋へ言っては過去問を解説してもらい、公式を覚え、英語を訳していました。授業と研究と並列して、本当に時間をひたすら削っていました。見かねてか、研究室の担当教員であった先生が、人工知能の研究で論文を出している教授がいる大学を探してくれるようになったりして・・・そうしてなんだかんだで大学に進学して、毎日楽しい研究活動をしている状況な訳です(※楽しい≠クリスマス徹夜プログラミング)。

本当に大変な日々でしたが、「大学でやりたい事」を見つける事ができ、それに邁進する気持ちはとても有意義なものであると今では思います。

 

//-----編入先を考える-----

高専には専攻科だけでなく、高専生編入にとても寛容な長岡、豊橋技科大、電通大など様々な道があります。自分は勉強を始めた時にはすでに専攻科推薦の入試には間に合わない状態で、電通大の入試に落ちたりもしました。技科大の推薦等をもらっていましたが、最終的に選んだのは現在の大学でした。もちろん試験の関係等色々ありましたが、ここで自分なりに伝えたい編入先選びの基準として2つを挙げます。

  • 学部、院生の研究室の活動
  • 単位認定制度の充実

1つ、研究室は重要です。そこで自分の研究活動が変わる訳ですからね。編入生としては、大学院に行く方がほとんどという形になりますが、大学院で道を変える事も視野に入れつつ、「入った先で自分のやりたい研究を出来る環境があるか」を見定める必要があります。研究は大学に編入して一番重要な科目と自分は思っていましたし、今もそうだと感じています。ここで一つの参考として、同じ研究ジャンルの大学教授が出している論文を見る事が出来ます。高専という環境下であれば、論文の閲覧は簡単だと思います。さらに、大学によっては、卒業生の卒業論文を見る事が出来ます。これは大学構内でしか見られなかったりしますが、受験の時にでも図書館を借りてササっと見てみましょう。そこで、研究室の雰囲気を掴む事が出来ます。今行きたい大学が自分が今興味がある事に沿っているかしっかり確認しておきましょう。少しでもズレているな、と感じたら真っ先に高専教員の方々にヒントをもらいに行きましょう。先生方はいくら学生にバカにされても、その道で歩んで来た方々です。自分のやりたい事と今の考えをしっかり告げれば、きっと正しい回答を出してくれると思います。

もう1つ、大学編入した同期の意見としてよく聞くのが「~~の単位取り直しだからつらい」。これが本当に多いです。上に挙げたような「編入生に寛容な大学」では、大学1,2年生で取る単位を高専の単位で賄う事が出来ます。ちなみに自分の大学も同じような制度です。「勉強したくて大学に入ってみたら国語や体育の単位取らされてる」みたいなの正直嫌ですよね。その為にも単位認定制度は詳しく調べる必要があります。特に編入した学部3年生という学年は、大学の雰囲気を掴み、自分の学びに真剣に取り組める時期でもあります。自分は大学に入ってから一年間、TOEICの点数を上げる事が毎月の趣味になったり、家に帰れば趣味プログラミングが出来るという楽しい毎日でした。単位がキツく死に物狂い、という事も特にありませんでした。編入同期が唸っている姿を見ると、大学や先人に直接単位認定について確認しておくべきだと考えます。

 

//-----努力する-----

「編入なんて考えていない。」そんな高専生のアナタ!

「進学したいなあ。」とか適当に思っている高専生のアナタ!

こんな糞ブログ見てないで勉強しろ。

 

自分がそうであったように、いつ進学を決意するのかは人によって違います。上記したように、自分は高専5年で試験勉強を始めた際に、適当に授業を受けていた事で道が狭まっていた事に気付き非常に後悔し苦労しました。

自分は、「高専」という特殊な環境では、その事に気付く事が難しいと感じます。狭まるというのは、卒業後の進学先、就職先だけでなく、学内での色々な選考でも知らない所で不利になっていたりします。もちろん表で成績で争う事、例えばコース配属や研究室配属等があると思いますが、高専生当人はあまり気にならないのが現状。私の学科では「席順をテスト順位順にする」のを担任が突然やり始めるという事があったりしましたが、競う気持ちで学ばせたい意図があったのかなと今では思います。

つまるところ、中学生の頃高専生のみんなが取っていたような「ある程度真面目に勉強する」ライン取りを思い出してほしいのです。高専に入学した人なら中学の時上位2割にはいたんじゃないですか?そのラインを思い出して勉強し続けて下さい。単位を落とす事が普通にならないで下さい。それは恥です。それはTwitterでしかネタにはなりません。成績表が送られてくる親の気持ちも考えましょう。

これは裏を返せば、一定のラインをもって勉強し続けていれば進路は大きく広がる、という事でもあります。正直、高専からの大学編入は、一般の受験戦争を経験した高校生から見ればチートでしょう。高専生の学ぶ力をもってすれば、有名な大学への入学も可能なのです。高専で専門知識を学び、研究したい分野を決めて進学出来るのは強みです。その権利を高専生のみなさんは持っています。

もし就職する事になって、そのラインが就職して役に立つかは自分の口からは言えません。しかし、進路が大きく広がる事だけは卒業生として保障します。

今学べることは今学びましょう。

 

//-----さいごに-----

自分は今の大学に編入してきてとても良かったと思っています。

大学では実験や演習、研究を通してとても良い同期に巡り会えました。最初はぼっちでしたが、半年もしない内に打ち解けられるでしょう。

研究では様々な縁で、学内学外発表の場を頂いたり、自分の考えている研究内容で学会への論文提出も行えそうです。毎日研究室寝泊りマンですが…w

 

高専生には、自分の状況を悲観せず、できる限りの努力をしてもらいたいと思う限りです。卒業する事できっと人生が変わる、高専はそういう場所です。

頑張りましょう。