何が「人工知能が人類を滅ぼす」だ。
何が「人工知能に雇用と職が奪われる」だ。
何が「知能とは何か」だ。
何が「人工知能と哲学」だ。
何が「人工知能が問題解決」だ。
SF映画の見過ぎで奇跡も珍しくなくなったってか。
学ばず言葉に踊らされて声だけはデカくなりやがって。
生きながらにして死んでるぞ。
足を引っ張り合いたいなら火星とかでやってくれ。
これは、技術ログではなく貯金の話です。
理系でオタクでエンジニアと言えば、お金に無頓着で給料も特に貯金する事なく、クソ高価なグッズやマシン、技術本を買い漁り、ソシャゲに課金をし、金でサーバーを回し、ソフトウェアのライセンスを買う癖に、好物は寿司と焼き肉、といったダメ人間だと思います。
僕もそうですし、先輩各位も何か生きてるのでそれで多分大丈夫です。
今もクーラーの効いた部屋でブログを書いています。
ダメ人間らしく最初に言っておくと、別に「貯金をしよう!」って記事ではないです。
貯金をしなくても良いくらい稼げるようになればいいだけです。
「貯金をする」という事は「貯金をしなくても良いくらい稼げるようになる気持ちが足りていない」という事です。
ただ「500円貯金クッソ面白いよ!」って言いたいだけです。
めっちゃ面白いです。
私が500円玉貯金を始めたきっかけは、新卒で入った会社に可愛い女性の同期が居て、その子が「500円貯金良いよ~!(かわいい)」と言っていたので可愛いなと思ったからです。
ちょうど5月くらいに提案されて即スタートしたので、今ちょうど4ヶ月といった感じですね。
5月からはじめた500円玉貯金の成果です pic.twitter.com/cGAyGfCLiI
— ばんくし (@vaaaaanquish) September 11, 2016
こんな感じです。
はあ、すき。
あ、あと同期めっちゃ可愛いです。
500円玉貯金はやりこみ要素の塊です。
生活が500円中心になります。
例として、私の1日の流れを紹介します。
すごいですね。1日に7枚の500円玉が作れました。
後は家に帰って全部貯金箱に流し込むだけです。
あァ~、脳汁ドバドバ~
「それ貯金じゃなくない?」と言われても、財布が小銭ばかりで激重になって色んな人からバカにされても、それでも集める強い精神の人間だけが500円玉を集める事ができます。
とにかく生活の中心に500円玉貯金をおきます。
僕は普段ここで風呂上がりにドライヤーをしてヒゲを剃ってマンガを読んだりしているんですが、ここに500円玉貯金用の入れ物を置いてます。
とにかく部屋の中での生活で一番居る場所に貯金箱置きまくるのが良いです。
「あ、今日外出したのに2枚しか貯めれてない…」「今日どうしようもなくて1枚使っちゃった…つらい」ってなるぐらいまで生活の中に擦り込むと良いです。
あと、500円を貯めるだけ貯めて最後1回しか開けられないみたいな貯金箱ありますが、アレはクソです。
定期的に金貨の山に遭遇した海賊みたいに「グヘヘ~w金だ金だ~w」とか「これで一生遊んで暮らせるぞ~!」とか言いながらジャラジャラしないと意味がないです。
あと、今いくら溜まったか数えるとか。
精神の底から溢れ出るモチベが大事です。
500円玉は最高です。
何と言っても金色ですからね。
最強で優勝です。
ハマったら抜け出せず、収集心が強いタイプのオタクにはオススメなので周りにもオススメしてみてください。
ちなみに今後の目標は家を500円玉で埋め尽くすことです。
500円貯金で10万貯めた今欲しい物は1500円くらいで取引されてる昭和62年の500円玉ですね
— ばんくし (@vaaaaanquish) September 11, 2016
タオルが返ってきた。
三ヶ月前、洗濯物としてベランダに干したところを風に飛ばされたと思われていたタオルだ。
日本人で名前を聞いた事がない人は居ないであろう超有名バンドのツアータオルだ。
今日、朝の九時くらいにある親子が我が家に来た。
挨拶をするなり、僕がなくしたとばかり思っていたタオルを差し出してきて
「うちの息子が持って行きました。本当すみません。」
と頭を下げてきた。
最初、何を言ってるかよく分からなかったが、事情を聴くに
「アーティストタオルがよく干してある事を知っていた」
「その中に有名バンドのタオルがあってどうしても欲しかった」
「物干し竿的なもので取った」
「家で母親が洗濯する際に気が付いて家族会議」
という事らしい。我が家はアパートの2階だぞ。行動力すげーなオイ。
僕は確かに色んなアーティストタオルを干したりしていた。
僕は音楽が好きだ。ロックバンドもレゲエもポップミュージックもクラブサウンドもアイドルもジャズもクラシックも好きだ。邦楽洋楽問わず好きだ。
そしてライブに行くのも好きだ。ライブでグッズを買うのが生きがいと言っても良い。
着たり使ったり干したりは当たり前だった。
親子の謝る姿勢が素晴らしく感じた。
それこそ中学生が悪さをして、何より先に頭を下げられる大人は今時少ない。
子供に自ら示し行動する良い親だと思った。
話を聞いていくと教員をやっているという。
素晴らしい教育の元で改心し良い大人になれよ等と思っていた。
十数分、話も理解したし、息子さんも大分絞られて憔悴した様子だった。
息子は優しい良い子と言った感じで、本当に反省している様子でもあった。
これにてと思っていた。
帰る間際、母親に「これ見よがしにアーティストのタオルを干さないで下さい」と言われた。
若干キレ気味で2分くらい「見せる方も秩序が」なんとかゴチャゴチャ言って満足げに帰っていった。
最初、謝ってくる事自体やその姿勢が良かったので感動した。
僕自身はなくしてめっちゃつらかったので、「思い出深いタオルなんだ。ありがとう。」と思った。
ただ最後はちょっと理解できなかった。
小学校で「君をいじめているA君が謝るので放課後職員室に来て」と言われてノコノコ行くと先生に「いじめられてるのをちゃんと言わない君も君」と言われたのを思い出した。
つらかった。
この一件が教員の言葉だと知って報復の手段を考えるフォロワーも居た。
ただ、この母親一人変えても教育体制は何も変わらないだろうし、何より反省した息子に対して失礼だと思う。母親の社会的な死は子供の死でもある。
あとフォロワーから苦し紛れにこういう意見をもらった。
まったくもってその通りだ。まぁ大切なタオルならベランダの一番内側に裏返して干しておきゃ安全じゃないっすかね……少なくとも加害者サイドが「不注意なのも悪いんだよ」と言う権利はゼロではあるが。
— 聖 月夜 (@HijiriTukiyo) February 8, 2015
どうしてこういう人は後を絶たないんだろうか。怒りや悲しみで論理的ではない事を言ってしまうのか、何か根強い思想の元に生まれてきた和解策なのか、言わされているのか。
結構複雑な気持ちで過ごした一日だった。
とりあえずタオルが返ってきた幸せで帳消しにした。
高専生のキャリアを考えるイベントに参加しました.
そして当日の様子はTogetterにまとめました.
「誰かまとめてくれ」って言ったらまとめるハメになったやつです.
会場で@mktakuyaが「ブログに書くまでが高専キャリアです!」って言っててなんか可愛かったので, 思ったことをよしなにまとめて書きます.
さすがママktakuyaって感じだ. LTお構いなしに2回も電話してくるママの気持ちもわかる.
普段, 勉強会等ではなるべく登壇するようにしてるんですが, 今回はめちゃ忙しかったのも相まって「LT申請したけど申請した時点で人数が一杯だったからな〜残念だな〜」とヘラヘラしながら当日行ったら何故かLT枠に自分の名前があって, 到着してから作り始めたまさにLightningなプレゼンになりました.
発表始まったら始まったで, みんな作って来てなかったみたいで安心しました.
高専生の計画性の無さが伺えました.
LT資料は個人情報や裏話をかなり入れたのでアップロードないです.
今回, 高専生のキャリアという事で, 大学編入のススメっぽい話をしました.
単位認定の認識がズレて留年しかけた話や自分の研究室, バイトの経験等を織り交ぜながら, 大学生を目指す高専生, 社会人向けの話をしました.
大学の単位制度, 設備, システムや研究室の雰囲気, 研究方針, 教授の考え方...
こういう"差"ってどこにでも起こりえて, それが自分と合わなかった場合本当にマイナスになるよねと.
だから調査をしっかりして, 最後は自分の目で見て, 自分の意思で決める事が大事.
この手の話, 頭で理解っているようで, 現実で行動する人って意外と少ないんですよね.
でもそういう時, 自分でした行動は絶対プラスになる. 高専生は特殊な分, 行動すべきだ.
そんな事がにわかに伝われば良いかなと思いながら発表してました.
あと, 大学めっちゃ楽しいですよ!!研究楽しい!!
前半は資料作ってたので何かよく分かりませんでした.
後半はIT業界の移り変わりの早さの話や, 高専卒業就職後の大学進学の話等が身に沁みました.
結構大学院行きたくなるのかな #高専キャリア
— ばんくし (@vaaaaanquish) August 23, 2015
自分に合ったキャリアって見つけるの難しいよなと犇々感じました.
特に高専なんて"特殊な例"ですし, 世の中なかなか厳しいです.
そんな中でも, 自分のやりたい事をやって楽しく生きてる人達が居て, 少し元気になりました.
今回, 一番知見になったのは, みんなの繋がりでした.
結構「夏のインターンで地方から来てます!」って高専生が多かったけど,
僕はあんまり日本のインターン制度好きじゃない部分があります. 基本, 何がしたいのか不明瞭ですし.
学生であれば, その分学内活動に力を入れたり, 専攻でバイトする程度の方が得られる物は多いと思っています.
でも, 今回話を聞いたみんなはしっかり調べて, 自分のやりたい事に沿った場所に行ってるなという印象でした.
ただの職業体験で終わらず, 著名なコミッターやイケメンエンジニアとの繋がりを作ってました.
好きで行って, 好きな人と繋がって, 好きへのモチベーションになるという意味では
インターンシップもなかなか良いなと思いました.
高専生って結構こういう"繋がり"を大事にするよなと思います.
高専生同士等で, ニッチな繋がりを作る事を鍛えられてるのかもしれないです.
外に出るアクティブさも持ちあわせて, 本当素晴らしいです.
普通の会話も出来れば無問題なのにね.
タイトル通りです。誕生日にびーきゃぷ(@beepcap)さんからもらったものです。
http://www.amazon.co.jp/LOGICOOL-Bluetooth-マルチデバイス-キーボード-ブラック/dp/B00N9M308A/ref=sr_1_4?ie=UTF8&qid=1426966649&sr=8-4&keywords=キーボード www.amazon.co.jp
レビューみたいな感じです。
ちなみに前の前のキーボードが壊れ、研究室のゴミ箱にあったキーボードを使っていた人が書いています。
見た目です。
良いです。
ちょうど横になったiPad miniとiPhoneが入ります。
端末を立てる所はゴムっぽい素材なので結構安定して立ちます。
キータッチも好きです。
少しキーが小さいですが、僕は指が大きくないので十分に感じます。
打鍵は可もなく不可もなくといった感じ。すぐ慣れました。
見た目は薄い感じですが、この見た目からすると打鍵感と音が強めだと思います。
見た目に反してそこそこの重量があるので安定して活動できます。
Bluetoothも良好です。
有線と無線どちらも使えれば最高でしたが、プログラミング等特に大きな不満なく活動出来ています。
端末切り替えも良い感じです。3つの端末を切り替える事ができて、Windows、Linux、OS X、Android、iOSで試して、切り替え時のペアリングは高速で良好、cmdやctrlもあり、長時間使っていないと自動で切断もしてくれます。
色んなマシンを使うので、このキーボードから手を離さず全ての動作が出来てとても快適になりました。L字デスクの端にあるMacbookに対してすらこのキーボードを使っています。
唯一の不満はキーボードが平面すぎる事でした。調整できません。
少し斜めになってるのが好きなんですよね。
でもよくデスクを見渡して見ると、目の前にKORGシンセサイザーの名器「X50」がありました。
この隙間に・・・
ピッタリ!!
最高の角度になりました。
今ではこれ一つで活動しています。
外出時にも良さそうで、iPadとこれだけ持って出て軽いコーディングぐらいならできるなあとか思っています。
かなり気に入ってるので記事にしました。
キー配列や端末数を考慮したハイエンドモデルが色々出たら俺は買うぞって感じでした。
ありがとうbeepcap!ありがとうLogicool!
(マウスも似たようなマルチデバイスで使えるやつあると良いなあ・・・)
こんにちは。今日も一日@vaaaaanquishです。春の訪れを感じるこの季節ですが、私に訪れた留年の危機について記事にまとめたいと思います。「高専から大学へ編入しよう」と考えている高専生の皆さんに、少しでも注意喚起出来れば光栄です。
まず私の留年危機騒動について軽く触れていきたいと思います。
正確には
— ばんくし (@vaaaaanquish) February 27, 2014
入学当初教務「ここからここまでとコレとコレ取れば良いよ」
俺「全部取ったでw」
今「単位足りてないわメンゴw」
以上です。
後は、現場の実況がTogetterにまとめられているので参照して下さい。
ちょうど深夜バスで帰郷中、愛知を通り過ぎた頃に「留年」のワードを知らされました。私は大学へ編入する際、編入の先輩方から「単位取得が大変」という話を多く聞き、教務科に何度も単位認定、卒業単位について確認しました。その為、研究室の教授からメールがきた時は、「世界の終わり」より「勘違いな筈だ」と考えていました。詳しく入学当初の記憶を出すと以下のようになります。
本当に入学当初は、右も左も分からない状態でしたが、色々な申請や確認等は怠らないようにしていました。これらの経験から、自分の「単位が危うい」事等考えもしませんでした。
私の留年通知の理由としては「単位がとても足りない」でした。実質卒業するためには、あと2桁レベルで単位が必要という事でした。私は実家からとんぼ返りで大学へ向かい、学科の教授と教務とでお話し合いをしました。Togetterにもある通り「単位設定ミス」「卒業は難しい」「留年か秋卒業もある」等今後どうするかを話し合いました。胃が擦り切れるような話し合いでしたが、最終的に学科の教授の案で「複雑な申請になるが3月末に卒業する」方針に決まりました。3月末卒業は特別な措置であり、かなり複雑な申請で色々な教授に迷惑をかけるようになる結果でしたが、「留年、秋卒業における学費」や「大学院進学」について考えると、頭を下げてでも良い方法だと考えました。
本当に真剣に悩んで協議して頂いた教授や教務に感謝しています。毎日大学へ来ては書類を書いたりしていますし、正式な卒業式には出れませんが、次の会議で申請が通れば卒業の可能性があるところまで首の皮を繋げています。
まず単位について確認しましょう。このブログの前記事で「単位認定は大変だから確認しろよ~」とドヤ顔で語っている私ですらこのザマです。高専もそうですが、大学ではより「自己管理」が求められます。例えば今回の騒動では、私自身がもっと意識を持ち、教務の上の方にアポイントを取っておけばこのような事にはならなかったかもしれません。今回の騒動で、同じ学科の一つ下に編入で似たような境遇の子の単位不足も発覚し、その子は「4年次に沢山講義を取る事」で卒業するようです。このように、「~~聞いたから」「周りの編入生が大丈夫そうだから」という事に絶対はありません。制度や教務の人が時代と共に変わっていく以上、自己管理によって厳格に対応しなければ、世間からはほぼ「イレギュラー」な存在である「編入生」はやっていけません。どんなに寛容な大学でも、このような自体は起こり得ます。自分だけでなく、親や周りの人に責任が行かぬよう「自己管理」の徹底を心がけて欲しいです。
私はなんとか大学院への進学が叶いそうです。世の中何が起こるか分からないといった所ですね。最後に、対応して下さっている先生方や教務、学生課の方、相談に乗ってくれた家族、Twitterで心配の言葉をかけて下さった方々、みなさん本当にありがとうございます。お気をつけ下さい。頑張ります。
こんにちは@vaaaaanquishです。
今回は、高専を卒業し大学へ編入する話です。一般的な高専生とは少しずれた体験談を含みつつ、高専生へのすすめとして書いていきたいと思います。「編入なんて考えていない」「まだ低学年だし」という方も適当に見てみてください。
//-----むかしむかしあるところに-----
とりあえず、少し昔話をします。自分の話です。
自分は実は高専4年生の時は大学への編入など一切考えていませんでした。高専は「単位をそこそこ取って卒業すれば就職が待っている」ぐらいの世界ですからね(極論)。
しかし、5年生の時卒業研究というものが始まりまして、これが実に楽しかった。自分にとって、遺伝的アルゴリズム、ニューラルネットという人工知能の1分野に触れ、同期と討論し、先生と夜中まで話し合うその環境は、本当に意欲と活気に溢れていると感じました。自分はそのまま研究活動にのめり込み、いつしか「もっと勉強したい」「研究職に付けたらいいな」と思うようになっていました。そこで自分は大学、大学院への編入を決めました。
大学に編入するには編入試験を受ける必要があります。いざ勉強してみると、高専4年間で学習した事の総復習です。例えば、情報工学でもアルゴリズム概論のようなものだけでなく、電気回路や電磁気、物理、数学、英語の試験があります。先程も言いましたが、4年生まで編入等一切考えておらず、所謂クズ高専生として歩んできた私にとっては、とても辛い課題でした。毎日のように教員の部屋へ言っては過去問を解説してもらい、公式を覚え、英語を訳していました。授業と研究と並列して、本当に時間をひたすら削っていました。見かねてか、研究室の担当教員であった先生が、人工知能の研究で論文を出している教授がいる大学を探してくれるようになったりして・・・そうしてなんだかんだで大学に進学して、毎日楽しい研究活動をしている状況な訳です(※楽しい≠クリスマス徹夜プログラミング)。
本当に大変な日々でしたが、「大学でやりたい事」を見つける事ができ、それに邁進する気持ちはとても有意義なものであると今では思います。
//-----編入先を考える-----
高専には専攻科だけでなく、高専生編入にとても寛容な長岡、豊橋技科大、電通大など様々な道があります。自分は勉強を始めた時にはすでに専攻科推薦の入試には間に合わない状態で、電通大の入試に落ちたりもしました。技科大の推薦等をもらっていましたが、最終的に選んだのは現在の大学でした。もちろん試験の関係等色々ありましたが、ここで自分なりに伝えたい編入先選びの基準として2つを挙げます。
1つ、研究室は重要です。そこで自分の研究活動が変わる訳ですからね。編入生としては、大学院に行く方がほとんどという形になりますが、大学院で道を変える事も視野に入れつつ、「入った先で自分のやりたい研究を出来る環境があるか」を見定める必要があります。研究は大学に編入して一番重要な科目と自分は思っていましたし、今もそうだと感じています。ここで一つの参考として、同じ研究ジャンルの大学教授が出している論文を見る事が出来ます。高専という環境下であれば、論文の閲覧は簡単だと思います。さらに、大学によっては、卒業生の卒業論文を見る事が出来ます。これは大学構内でしか見られなかったりしますが、受験の時にでも図書館を借りてササっと見てみましょう。そこで、研究室の雰囲気を掴む事が出来ます。今行きたい大学が自分が今興味がある事に沿っているかしっかり確認しておきましょう。少しでもズレているな、と感じたら真っ先に高専教員の方々にヒントをもらいに行きましょう。先生方はいくら学生にバカにされても、その道で歩んで来た方々です。自分のやりたい事と今の考えをしっかり告げれば、きっと正しい回答を出してくれると思います。
もう1つ、大学編入した同期の意見としてよく聞くのが「~~の単位取り直しだからつらい」。これが本当に多いです。上に挙げたような「編入生に寛容な大学」では、大学1,2年生で取る単位を高専の単位で賄う事が出来ます。ちなみに自分の大学も同じような制度です。「勉強したくて大学に入ってみたら国語や体育の単位取らされてる」みたいなの正直嫌ですよね。その為にも単位認定制度は詳しく調べる必要があります。特に編入した学部3年生という学年は、大学の雰囲気を掴み、自分の学びに真剣に取り組める時期でもあります。自分は大学に入ってから一年間、TOEICの点数を上げる事が毎月の趣味になったり、家に帰れば趣味プログラミングが出来るという楽しい毎日でした。単位がキツく死に物狂い、という事も特にありませんでした。編入同期が唸っている姿を見ると、大学や先人に直接単位認定について確認しておくべきだと考えます。
//-----努力する-----
「編入なんて考えていない。」そんな高専生のアナタ!
「進学したいなあ。」とか適当に思っている高専生のアナタ!
こんな糞ブログ見てないで勉強しろ。
自分がそうであったように、いつ進学を決意するのかは人によって違います。上記したように、自分は高専5年で試験勉強を始めた際に、適当に授業を受けていた事で道が狭まっていた事に気付き非常に後悔し苦労しました。
自分は、「高専」という特殊な環境では、その事に気付く事が難しいと感じます。狭まるというのは、卒業後の進学先、就職先だけでなく、学内での色々な選考でも知らない所で不利になっていたりします。もちろん表で成績で争う事、例えばコース配属や研究室配属等があると思いますが、高専生当人はあまり気にならないのが現状。私の学科では「席順をテスト順位順にする」のを担任が突然やり始めるという事があったりしましたが、競う気持ちで学ばせたい意図があったのかなと今では思います。
つまるところ、中学生の頃高専生のみんなが取っていたような「ある程度真面目に勉強する」ライン取りを思い出してほしいのです。高専に入学した人なら中学の時上位2割にはいたんじゃないですか?そのラインを思い出して勉強し続けて下さい。単位を落とす事が普通にならないで下さい。それは恥です。それはTwitterでしかネタにはなりません。成績表が送られてくる親の気持ちも考えましょう。
これは裏を返せば、一定のラインをもって勉強し続けていれば進路は大きく広がる、という事でもあります。正直、高専からの大学編入は、一般の受験戦争を経験した高校生から見ればチートでしょう。高専生の学ぶ力をもってすれば、有名な大学への入学も可能なのです。高専で専門知識を学び、研究したい分野を決めて進学出来るのは強みです。その権利を高専生のみなさんは持っています。
もし就職する事になって、そのラインが就職して役に立つかは自分の口からは言えません。しかし、進路が大きく広がる事だけは卒業生として保障します。
今学べることは今学びましょう。
//-----さいごに-----
自分は今の大学に編入してきてとても良かったと思っています。
大学では実験や演習、研究を通してとても良い同期に巡り会えました。最初はぼっちでしたが、半年もしない内に打ち解けられるでしょう。
研究では様々な縁で、学内学外発表の場を頂いたり、自分の考えている研究内容で学会への論文提出も行えそうです。毎日研究室寝泊りマンですが…w
高専生には、自分の状況を悲観せず、できる限りの努力をしてもらいたいと思う限りです。卒業する事できっと人生が変わる、高専はそういう場所です。
頑張りましょう。